5cm歩幅を広げて歩けば認知症を予防・改善できる!

『たった5センチ歩幅を広げるだけで「元気に長生き」できる』
という本が、よく売れているそうです(サンマーク出版)。

著者の国立環境研究所主任研究員・谷口優氏のインタビューを入手しましたので、要点をまとめて皆様にフィードバックさせていただきます。

歩幅を広げるだけで認知症が有意に抑制でき、症状の早期なら30%の方が正常に戻った、という衝撃の研究報告もあり、ご家族などの認知症に悩む方には大きな朗報ですよね♪

AFAのウォーキングセラピーでは、足・靴・歩行の改善ケアにより自然に5cm、10cmと歩幅は広がるようになっていますので、認知症が心配な方はすぐにでも実践していただきたいと思います。

歩幅を広げるだけなら、すぐにでもできる体制を整備できますので!

また、正しいフォームでのウォーキングが発揮する全身正常化の効果は、
認知症のような脳内の繊細なメカニズムにも及ぶことが示唆されており、ウォーキングセラピーの持つパワーの奥深さを強く印象づけられました。

以下、谷口優先生のインタビューまとめです。

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認知症その大半を占めるアルツハイマー型認知症は、いまだに治療法が開発されていません。そのような中、歩幅を広げることが認知症の発症を抑制する可能性が示されました。

体の動きと頭の働きの関係性に注目した一連の研究では、最初に「歩幅と認知機能の変化」を調査。対象は、新潟県と群馬県の65歳以上の住民1,000例余りで、それぞれの歩幅を測定。

歩幅が(1)狭い群 (2)普通の群(3)広い群―に分け、最長4年間にわたり追跡し認知機能の低下との関連を検討しました。

その結果、4年間追跡できた666例のうちおよそ6人に1人で認知機能の低下が認められこの3群を歩幅の広い群を対照として比較すると、

認知機能低下のリスクが歩幅の狭い群では3.39倍、普通の群でも1.22倍に上りました。

次の研究では、延べ6,500例を対象とした最長で12年間の大規模追跡調査データを用いました。この研究では加齢が歩幅に与える影響に加え、歩幅の変化と認知症発症の関係についても調査しました。

その結果、65歳以降では加齢とともに歩幅が狭くなっていくのですが、3つの異なる軌跡を描くことが分かりました。

歩幅が広い水準で変化する群を対照として、中程度の歩幅の広さで変化する群と、歩幅が狭いまま年齢を重ねる群を比較すると、

認知症発症リスクは中程度の群では変わりませんでしたが、狭いままの群では2.12倍高くなることがわかりました。

この研究結果で興味深かったのは、
歩幅が狭い状態のまま年を重ねると、年齢や性にかかわらず認知症の発症リスクが2倍以上になることでした。

🔳歩行の速度とは因果関係なし・・・

歩行速度は、「歩幅」と「歩調」の2つの要素により決まりますが、歩調に絞って認知機能低下との関連を調査したところ、因果関係は認められず歩幅のみの関連が認められました。

🔳効果のある歩幅の目安は?

そこで、歩幅を広げて歩くよう推奨しているのですが、歩幅の目安65cmとしています。これは、横断歩道の白線をまたぎ越せる広さに相当します。

ただし、膝や腰に痛みがある人や感覚器に障害がある人にはこの目安は適しま
せん。

そこで、高齢者も含めて広く適用することを考え「これまでよりプラス10cm」
体力に自信のない方なら「プラス5cm」でもよいと思います。

🔳歩幅を広げることにどんな意味があるのか。

実践してみると分かりますが、意識して歩幅を広げて歩くことはなかなか大変で、いつも以上に下肢や体幹、正しく体を使えている場合には上肢を含む体全体にこれまで以上の負荷をかけることになります。

歩幅を広げるという一見単純な動作は、

【1】脳と足の間の神経伝達が刺激され脳が活性化する
【2】日ごろ使っていなかった大きく太い筋肉が活性化される
【3】血液循環が改善、体の隅々の細胞まで栄養や酸素が届けられる
【4】血管が刺激され、しなやかになる(動脈硬化の予防)
【5】背筋が伸びて姿勢が良くなり全身の筋骨格系が正常化する

といった、さまざまな利点をもたらすと考えています。

🔳歩幅を広げる努力により脳内の新たな回路を構築することで認知症を抑制

日本の認知症患者数は約462万人、その予備軍である軽度認知障害(MCI)も含めると約862万人に上ると推計されています。

一般的に、加齢とともに頭の働きは徐々に衰えていきます。これは、神経細胞(ニューロン)の減少やシナプスの異常により脳内のネットワークがうまく機能しなくなることによります。

しかし、ネットワークの一部に異常を来しても、新たな刺激が加わることにより、新しい脳内のネットワークの構築が可能になると考えられています。

新たな刺激には、脳トレや中強度の有酸素運動などがありますが、広い歩幅を維持するという動作にも脳への刺激効果があると私は考えています。

歩幅を広げることは、一見単純な動作ですが、脳と足の間では常時複雑な情報のやり取りが行われており、変化する環境の中で足の運びを一定に保つことが脳に与える影響は非常に大きいのです。

(谷口先生インタビューまとめ・・・終わり)

ウォーキングセラピーの歩行改善メソッドに、あらためて注目いただきたいと思います。

AFAのウォーキングセラピーとナチュラルフットケアメソッド:

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